もみじの本屋   岡田淳

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『水の精とふしぎなカヌー』

水の精とふしぎなカヌーこそあどの森の物語 11
『水の精とふしぎなカヌー』 - 児童書 -
著:岡田淳 (理論社)

「トリオトコのワルツ」と「ふしぎなカヌー」という二つの話が書かれている。

「トリオトコのワルツ」は屋根裏部屋に住むトワイエさんが怪我をしてしまい歩けないため、ガラスびんの家で過ごさせてもらっているときの話。
作家のトワイエさんは書きかけでおいてあるトリオトコの話をもう一度考えてみようかと思い、ウニマルに住んでいるスキッパーに屋根裏部屋においてあるノートや本をとってきてほしいと頼むのだが……。

「ふしぎなカヌー」はトワイエさんがガラスびんの家で過ごしているの同じときの話。自分たちの名前を時々変える双子がツクシ、ワラビと呼び合っていた。双子は川上から流れてきた小さな小さなカヌーを見つける。そして双子はリビー、シュリーと名前を変え調査隊を結成して、川上へと調査に向かう。

どちらのお話も挿絵がたくさんあり、場面を想像してワクワクしながら読むことができる。


(収録作品)
ひとつめの話 トリオトコのワルツ
ふたつめの話 ふしぎなカヌー


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コミュニティ( 本・雑誌 | 児童書

『扉のむこうの物語』

扉のむこうの物語『扉のむこうの物語』 - 児童書-
著:岡田淳 (理論社)

行也は「物語をつくる」と宣言した──

<ピエロのあやつり人形> <扉だけの扉> <時計> <迷路> <いす> <オルガン> <大きなそろばん> ……そして<ひらがな五十音表>。
 喫茶店メリー・ウィンドウの陽気なママと二人、行也は五十音表の札をめくりはじめた。(表紙折返しより)


行也は冬休みの宿題で物語を書き始めた。父親の務める学校についていったとき、物語の材料になりそうな変わったものがたくさん置いてある倉庫で物語を考え始める。
そこへ、なぜか魔女のような服装の喫茶店のママがやってくる。

そのママと五十音表で言葉遊びをしていると、 <(え)、の、め、(い)、ろ、へ>のところで<扉だけの扉>がひらく。
その先には不思議な世界が広がっていた。
その世界では二人の言葉遊びの通りに話が進んでいく。

物語は、行也や途中から登場する千恵を中心に進んでいく。
そして分類所のピエロが登場してからは、そのピエロも中心人物となっていく。
このピエロの存在が、単なるハッピーエンドとは違う多少悲しさや切なさのようなものを感じさせ、また静けさという余韻を残す。

次に何が起こるのか想像のできない展開で、長い物語を退屈させない。
そして、戻るための方法を探すため、そのときどきに目的を定め行動していく。読んでいると、そんな姿がなんだか快く感じる。

手元にあるのは1987年に発行された「大長編Lシリーズ」のものなのだが、表紙に物語のいろいろな場面が色鉛筆で描かれていておもしろい。


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『選ばなかった冒険 光の石の伝説』

選ばなかった冒険『選ばなかった冒険 光の石の伝説』 - 児童書 -
著:岡田淳 (偕成社)

学とあかりは、保健室に行く途中、学校の階段から「光の石の伝説」の世界にワープしてしまう。そこは闇の王の支配するダンジョンの世界だった。(表紙折返しより)



学とあかりがゲームの話をしながら階段を下りていると、1階のはずの場所にはまだ下りの階段があった。そして教室に戻ろうと階段を上がってみても、やはり階段は続いている。
途方に暮れていると、イガーに襲われあかりが倒れてしまう。
その後、なんとか現実世界へ帰ることはできるのだが・・。

ゲーム世界の主人公である同級生の勇太、そしてゲーム世界のなかだけに存在するバトルやメルなども登場する。
その世界で、学たちは音をたてないで歩く訓練やつかまったときの護身術、そして拳銃の扱いなども教わる。
現実的で残酷な部分もあるがそこがまた魅力となっている。。

テレビゲームではなく、自分自身がゲームの世界にいるということは本当に傷ついたり、死んでしまったりするかもしれないということだ。
そして敵を倒すということは、そのモンスターを殺すということでもある。
学やあかりは現実とゲームの世界にとまどいながらも、何をすべきかということを考えていく。

ゲームの世界を冒険する、男の子にはたまらない設定だろう。
しかし、単純なファンタジーの世界にせずに現実をうまく織り交ぜているところすごいところだと思う。
それは他の岡田淳の作品である『二分間の冒険』や『ようこそ、おまけの時間に』などにも見られるが、そういった描き方が本当にうまい。

学やあかりが小学6年生なので、おそらくそのあたりの年代が対象の作品である。
とくに男の子にはおすすめの作品だ。

(いいなと思った記事)
● 選ばなかった冒険 (野はら花文庫)
 ……みごとにこの本のよさを紹介されている。「子どもたちの日常の場である学校が、仮想世界にたくみにつながれている」 という部分は本当にその通りだと思った。


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『びりっかすの神さま』

びりっかすの神さま『びりっかすの神さま』 - 児童書 -
著:岡田淳 (偕成社)

転入生の始が4年1組の教室で挨拶をしようとしたとき、透明の男が見えた。くたびれた背広によれよれのネクタイ、背中にはちいさな羽がはえた20センチくらいの男だった。
しかし教室のみんなにはその男の姿は見えていないようである。

しばらくすると始は、ビリになると男がよってくることに気がつく。それから、心の中で話ができるようにもなる。
そして始はわざとビリになろうするようになるのだが‥。

始がくるまでずっとビリだった、でもとってもやさしい女の子のみゆきが、始がわざとビリになっていることに気づいて怒るシーンが心に残る。
また、だんだんとクラスがまとまっていく様子はおもしろい。
そして、最後のリレーの場面には感動させられる。

最初の方で書かれている始とお母さんの会話から、最後のリレーの場面まで全編をとおして「がんばる」とはどういうことなのか考えさせられる一冊だ。




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『リクエストは星の話』

リクエストは星の話『リクエストは星の話』 - 児童書 -
著:岡田淳 (偕成社文庫)

「シールの星」、「箱のなかの星」、「ポケットの星」、「スター」という4つの星のでてくる話がでてくる。どれも独創的な岡田淳の世界がひろがっており、じわりと心にしみる。

それぞれの話の中にはたくさんの星が出てくる。ほんものでないシールの星、ほんものかどうかわからない黒い石の星、コンペイトウのようなほんものの星、そして流れ星でスターになったドーフィー。

「シールの星」のトイレのシーンや「箱の中の星」の意外な結末、そして愉快でせつない「スター」、どれもおもしろいのだが、4つの話の中で一番好きなのは「ポケットの星」だ。
サッコと男のやりとりや、おはじきをするシーンがとても魅力的である。また「イエイ!」という仕草も目に浮かんできて、可笑しい。




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