もみじの本屋   森絵都

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『屋久島ジュウソウ』

屋久島ジュウソウ『屋久島ジュウソウ』 (集英社)
著:森絵都

森絵都の紀行文。大きく「屋久島ジュウソウ」と「slight sight-seeing」に分かれている。

「屋久島ジュウソウ」は著者とデザイナーの池田さんと3人の編集者にガイド細田さんを加えた6人が屋久島をめぐり、登山する旅日記。
基本的に、淡々と出来事や食べたものなどが綴られており、読み手はその出来事を想像しながら著者とともに登山をしたり森のにおいをかいだりするのだ。

「slight sight-seeing」では14の短い旅の話が書かれており、こちらは著者の想いや旅の楽しみ、嘆き、怒りなどがメインに描かれている。
旅で感じるなんとも言えない感情、雰囲気などを味わうことができた。
「アフリカの南のほう」での船の上から流れる風景の描写と著者やその友人が感じていたことなどは、なんだか懐かしい感覚さえした。
しかし、それは自分が似た体験をしていたということに基づくので、読む人によって感想はまたまったく違ったものになるだろう。

紀行文は、読んでいるとその場所に行ってみたくなる。文章に書かれていたものに実際に触れてみたくなる。においをかいで見たくなる。食べ物を味わってみたくなる。旅好きの人が紀行文を読むとみんなそんなことを思うのではないだろうか。

ところで、この本で一番笑ったのは、あとがきの「本当に懲りない人たちだな」という箇所。思わず声をあげて笑ってしまった。


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コミュニティ( 本・雑誌 | エッセイ

『アーモンド入りチョコレートのワルツ』

アーモンド入りチョコレートのワルツ『アーモンド入りチョコレートのワルツ』 (角川文庫)
著:森絵都

「子供は眠る」、「彼女のアリア」、「アーモンド入りチョコレートのワルツ」の3編が収められている。
「子供は眠る」は、5人の少年たちだけで海辺の別荘で過ごす夏休みの物語。
「彼女のアリア」は、不眠症の僕が出会った一人の少女との物語。
「アーモンド入りチョコレートのワルツ」は、あるピアノ教室に通っている奈緒と友だちの君絵、先生の絹子、そして突然現われたフランス人のおじさんをめぐる物語。

どの話も小川のように、透きとおっていてさらさらしていて、そして流れていく。
個人的にはすこし主人公たちに共感しにくかったので、ただ流れを見守るだけだったが、その流れのなかに身をゆだねることができたなら、この本は一層に深みをますことだろう。

(TBさせてもらった記事)
→ アーモンド入りチョコレートのワルツ (備忘録)


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