もみじの本屋 ●カ行の作家

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『やがて今も忘れ去られる』

やがて今も忘れ去られる『やがて今も忘れ去られる』 (角川文庫)
著:銀色夏生

「バイバイまたね」以来、5年ぶりの写真詩集。
中学生ぐらいの少女をモデルとした写真詩集なのだそうだ。

銀色夏生の詩を読んでいるとなんだかせつない気持ちになる。そして、奇麗だけどどこかもの悲しい写真がさらにせつなさを煽る。

個人的には詩ともいえないような短い言葉が好きだ。ふとこぼれ落ちたようなその言葉に、さまざまな想いが浮かんでくる。

64ページにはタイトルの「やがて今も忘れ去られる」という言葉がでてくる詩がある。
どことなく虚無感がただよっている詩なのだが、この雰囲気は実は詩集全体にも漂っている。恋愛の詩が多い中でこの雰囲気を醸し出せるあたりがやはり銀色夏生だと感じた。




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コミュニティ( 本・雑誌 | 詩集

『タオ 老子』

タオ 老子『タオ 老子』 (ちくま文庫)
著:加島祥造

『老子』の全81章を訳したもの。『老子』の訳本はたくさんでているが、この本は他のものとは一風変わっている。この本を読む感覚は詩集を読むのに似ている。すらすらと読み進められる滑らかな文章であり、奥深いものもある。
また著者が原文にない文章をつけ加えているところもあり、場合によっては蛇足にもなりうるのだが、そこが作者の主張でもあろう。

つまりこの本は『老子』の全81章を訳したものであると同時に著者の小説あるいは詩集でもあるのだ。中国語の原文も添えてあるので、比べてみるのもおもしろい。
読み終えた後は何かしら得られるものがあると思う。
何かに迷ったときには手にとってみたい一冊である。




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