もみじの本屋 ●ア行の作家

『こちら文学少女になります』

カード・ウォッチャー
『カード・ウォッチャー』 (角川春樹事務所)
著:石持浅海

塚原ゴムの基礎研究室で働く下村勇介。
彼がサービス残業中に怪我をしたことを発端に労働基準監督官の臨検が入ることとなる。

臨検ときき大慌ての研究総務の米田と小野。
臨検のための準備をしている最中、小野は倒れている基礎研究所員の八尾を発見。
すぐさま米田に知らせるが八尾はすでに息を引き取っていた。

もうすぐ労働基準監督官がやってくるというタイミングで遺体を発見した研究総務の二人がとった行動は。


読み終わって、なんだかやるせない話だなと思った。
もちろん謎は解決されすっきりするのだが。




●ア行の作家 トラックバック:0 コメント:0
コミュニティ( 本・雑誌 | 推理小説・ミステリー

『五日市剛さんの ツキを呼ぶ魔法の言葉 講演筆録』

ツキを呼ぶ魔法の言葉
『五日市剛さんの ツキを呼ぶ魔法の言葉 講演筆録』
原話:五日市剛

絵本を読んで気になったので、元となった講演筆録も読みたくなった。

絵本の内容は絵本であるがゆえに脚色も多いのではと思っていたが、思った以上に事実ばかりで驚いた。
特に箱の話は半分くらいが脚色だろうと思っていた。

そして絵本だけでは語られなかった、不良少女の家庭教師をした話(これは2作目の絵本になっているようである)や松下幸之助の話から部下の話まで、いずれも興味深かった。

実例を挙げて語られると真実味が増し、「ありがとう」、「感謝します」、「ツイてる」の3つの言葉をどんどんと使いたいと思ってくる。

言霊というのはたしかにあると思うので、3つの言葉を使うだけで少しでも前向きになれて、またそれらの言葉を積極的に使おうという動機になってくれる内容。



※アマゾンでは売っていなかったため、今回は楽天の画像を使わせていただき楽天にリンクをはっています。


(関連書籍)
ツキを呼ぶ魔法の言葉
『ツキを呼ぶ魔法の言葉  魔法使いのプレゼント』 - 絵本 -
原話:五日市剛 文:ほしのひかり 絵:古山拓 (マキノ出版)

→ レビュー


ツキを呼ぶ魔法の言葉
『ツキを呼ぶ魔法の言葉  不良少女の家庭教師』 - 絵本 -
原話:五日市剛 文:ほしのひかり 絵:古山拓 (マキノ出版)




●ア行の作家 トラックバック:0 コメント:0
コミュニティ( 本・雑誌 | ブックレビュー

『ツキを呼ぶ魔法の言葉』

ツキを呼ぶ魔法の言葉
『ツキを呼ぶ魔法の言葉  魔法使いのプレゼント』 - 絵本 -
原話:五日市剛 文:ほしのひかり 絵:古山拓 (マキノ出版)


いつも、不満や文句をいい、平気で人の心を傷つけてばかりいるツヨシが、アジアのずっと西にある国を旅する物語だ。
しかし、ツヨシが行った年は数十年に一度の大寒波で、しかも空港で財布を無くしてしまう。

安宿を転々としていたツヨシだが、ある町で「よかったら私の家にきませんか」とおばあさんに声をかけられる。
魔女のように怪しいおばあさん、怖くなって断るのだが……。

これさえ言えばだれでもツキっぱなしになる魔法の言葉。
読むとすぐにでも使えるその言葉。
ただ、使い方が少し変わっている。
読むと思わず今日からでも実践してみたくなってくる。

内容はシンプルだし、絵本なのでもちろん子どもが楽しめるような絵や文であるが、大人も十分に楽しめる内容だと思う。

この物語は、五日市剛のイスラエルでの体験がもとになっているそうで、『ツキを呼ぶ魔法の言葉・講演筆録』という小冊子は多くの人に読まれているらしい。


(関連書籍)
ツキを呼ぶ魔法の言葉『ツキを呼ぶ魔法の言葉  不良少女の家庭教』 - 絵本 -
原話:五日市剛 文:ほしのひかり 絵:古山拓 (マキノ出版)






●ア行の作家 トラックバック:0 コメント:0
コミュニティ( 本・雑誌 | 絵本

『ぼくとひかりと園庭で』

ぼくとひかりと園庭で『ぼくとひかりと園庭で』  - 絵本 -
著:石田衣良  (徳間文庫)

著者は「いつか子どものために書いてみたいと思っていた。」と本書の中で書いているが、正直、子供向けの本ではないだろうと思う。

登場人物は幼稚園に通う子どもたちなのだが、子どもらしい無邪気さや元気が感じられず、どうにも現実感が薄い。

ストーリーは、シンプルだが「好き」や「恋」といったテーマが石田衣良流にしっかりと書かれていると感じた。
全体的に静かな雰囲気で話が進んでいくので、長野順子の銅版画とマッチしていて綺麗な印象を与えてくれる。

園児が主人公だという違和感は物語だとして横においておいて、ページをめくった方が楽しめる本だと思う。




(以下、ネタバレありの感想) 【Read More】




●ア行の作家 トラックバック:0 コメント:0
コミュニティ( 本・雑誌 | 絵本

『頭のうちどころが悪かった熊の話』

頭のうちどころが悪かった熊の話『頭のうちどころが悪かった熊の話』 - 児童書 -
文:安東みきえ 絵:下和田サチヨ (理論社)

いろんな動物たちの話が7つ収められている。
どの話もすんなり一筋縄ではいかない展開がおもしろく、どんどんと物語に引き込まれていく。

表題作の「頭のうちどころが悪かった熊の話」では、頭のうちどころが悪かった熊がレディベアを探す。
終わり方がうまい。綺麗なハッピーエンドでもなく悲しい終わり方でもなく、ちょっと愉快な終わり方。

7つの中で、個人的に最も好きだった話が「池の中の王様」。
クエスチョンマークのかたちで卵から飛び出したおたまじゃくしのハテはいろいろなことに疑問をもつ。
そして世の中の決まりごとに疑問をもって、父さんに背を向けて泳ぎ始める。
そこでミズカマキリとヤゴにおそわれて……。

「なにがホントかなんて、だれにもわかりっこないじゃないか。でもわかっているのは、ぼくの世界ではぼくが王様ってこと。」(本文より)

大人も子どももきっと楽しめる一冊だと思う。

(収録作品)
頭のうちどころが悪かった熊の話
いただきます
ヘビの恩返し
ないものねだりのカラス
池の中の王様
りっぱな牡鹿
お客さまはお月さま



amazonで見るbk1で見る7&Yで見る楽天booksで見る




●ア行の作家 トラックバック:1 コメント:4
コミュニティ( 本・雑誌 | 児童書