『やがて今も忘れ去られる』

やがて今も忘れ去られる『やがて今も忘れ去られる』 (角川文庫)
著:銀色夏生

「バイバイまたね」以来、5年ぶりの写真詩集。
中学生ぐらいの少女をモデルとした写真詩集なのだそうだ。

銀色夏生の詩を読んでいるとなんだかせつない気持ちになる。そして、奇麗だけどどこかもの悲しい写真がさらにせつなさを煽る。

個人的には詩ともいえないような短い言葉が好きだ。ふとこぼれ落ちたようなその言葉に、さまざまな想いが浮かんでくる。

64ページにはタイトルの「やがて今も忘れ去られる」という言葉がでてくる詩がある。
どことなく虚無感がただよっている詩なのだが、この雰囲気は実は詩集全体にも漂っている。恋愛の詩が多い中でこの雰囲気を醸し出せるあたりがやはり銀色夏生だと感じた。



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