もみじの本屋   芦原すなお

『嫁洗い池』

嫁洗い池『嫁洗い池』 (創元推理文庫)
著:芦原すなお

作家の‘ぼく’とその奥さんの住む郊外の家に、おいしそうな食材と事件をもってやってくる河田警部。奥さんがその食材を美味しそうに料理し、事件も見事に解決する。『ミミズクとオリーブ』に続くシリーズ第2弾。

今回は大根の雪花、イリコ、塩アンの丸餅、アラメ、ヒャッカ、豆腐の兄弟煮、関東炊きなどが登場。今回もとても美味しそうである。
今作でも‘ぼく’の名助手ぶりま見ものである。また‘ぼく’と河田警部の漫才的で愉快なやりとりもさらにグレードアップしたように感じる。

この作品で個人的に気に入っているのは動物である。毎回登場するミミズクもかわいらしいし、前作での犬や今作の「まだらの猫」で登場する猫もいいキャラクターだと思う。猫の方はあのどこかふてぶてしい態度がすごく好きだ。

前作同様に和みや素朴さを感じさせてくれる、おちついた推理小説。


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(関連書籍)
ミミズクとオリーブ『ミミズクとオリーブ』
著:芦原すなお (創元推理文庫)

→ レビュー

わが身世にふる、じじわかし『わが身世にふる、じじわかし』
著:芦原すなお (創元推理文庫)




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『ミミズクとオリーブ』

ミミズクとオリーブ『ミミズクとオリーブ』 (創元推理文庫)
著:芦原すなお

八王子近郊に住む作家の‘ぼく’とその奥さん。この奥さんが、時折やってくる‘ぼく’の友人に絶品の讃岐の郷土料理を振舞いながら、持ち込まれる謎も軽やかに解決する。その見事な安楽椅子探偵ぶりは知恵の女神さながら。
作家の‘ぼく’も、奥さんに頼まれいくつかの確認事項を調べるのだが、その無駄に細かな仕事、本人も気づかないうちに事件の核心をつく調査はかなりの名助手ぶりである。

話の中ではいろいろな夫婦、いろいろな男女が登場する。そして、男女間の意識の違いがそこかしこに描かれていて、なんだか考えさせられてしまう。最後には可愛らしい夫婦(?)も登場する。

この本の魅力のひとつは、やはり奥さんの料理である。その個所を読んでいるだけでよだれがでてきそうである。解説を書いている加納朋子も一品作ってみたそうだ。
この本を読んで、食べてみたい料理にチャレンジしてみるのもまたおもしろいかもしれない。


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(関連書籍)
嫁洗い池『嫁洗い池』
著:芦原すなお (創元推理文庫)

わが身世にふる、じじわかし『わが身世にふる、じじわかし』
著:芦原すなお (創元推理文庫)




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