もみじの本屋 2005年03月

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『いつでも会える』

いつでも会える『いつでも会える』 - 絵本 -
著:菊田まりこ (学研)

「 ぼくには、だいすきで
       大切な人がいる。
          -シロ- 」 (本帯より)


この本を読んでうるっときた人は少なくないと思う。
悲しくなる、せつなくなる、だけどちょっぴり希望も与えてくれる、そんなお話。
不可解な「死」というものを、やさしく包み込むように描いてくれている。なので、大人はもちろん子どももこの本を考えるきっかけにできるだろう。
とにかく、おすすめの一冊。

   ------------------------------
(参考にした記事)
いつでも会える (読了独考。)
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  菊田まりこ トラックバック:1 コメント:6

『アフターダーク』

アフターダーク『アフターダーク』 (講談社)
著:村上春樹

pm11:56にはじまりam6:52に終わる、約7時間の夜中の物語。登場人物も数えるほどである。
全体的に淡々とすすんでいくので、さらさらと読める。人によっては物足りなさを感じるかもしれない。

マリとエリ(特にマリ)の話を主軸として物語は進んでいく。『海辺のカフカ』のように二つの話が交互に進行していく。
エリの話は意味ありげで、だが読んでいてわからないことがたくさんある。しかし、そんな世界とマリの現実的な世界とも微妙な接点からつながっていたりもする。こういうことを暗示しているのかなということがなんとなくわかりそうな気もするが。

村上春樹の作品なので相変わらずというべきだろうか、この本も評価が大きく割れている。良くも悪くも話題になるところはやはりさすがだと思う。いくつかリンクをはっておくことにするので、そちらも参考にしてもらいたい。

(TBさせてもらったblog)
→ 村上春樹「アフターダーク」 (カナダ暮らし+小さな楽しみ+)
→ 『アフターダーク』とその陰影 (Ubi dubium ibi libertas)
→ アフターダーク (spoon::blog)
→ アフターダーク/村上春樹 読了 (KITORA's Blog)
→ 村上春樹【アフターダーク】 (ぱんどら日記)


以下、個人的な感想を少々。
読み終えて、少々混乱した。いろいろと考えさせられたという点ではいい本というべきだろう。しかし、物語はこれまでの作品以上につかめなかった。なので、すこし時間をおいてまた読んでみたいと思う。
作中でマリとコオロギの会話が印象に残っている。いくつかあるのだが、ひとつ紹介してみる。

「時間をかけて、自分の世界みたいなものを少しずつ作ってきたという思いはあります。そこに一人で入りこんでいると、ある程度ほっとした気持ちになれます。でも、そういう世界をわざわざ作らなくちゃならないっていうこと自体、私が傷つきやすい弱い人間だってことですよね?そしてその世界だって、世間から見ればとるに足らない、ちっぽけな世界なんです。段ボール・ハウスみたいに、ちょっと強い風が吹いたら、どっかに飛ばされてしまいそうな……」 (本文より)

他にもマリが出会った人とマリとの会話はなかなかおもしろかった。



(関連商品)
ブルースエット『ブルースエット』 カーティス・フラー
何度か登場する音楽「ファイブスポット・アフターダーク」が収録されている。作中ではLPといっていたが。
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  村上春樹 トラックバック:3 コメント:2

『掌の中の小鳥』

掌の中の小鳥『掌の中の小鳥』 (創元推理文庫)
著:加納朋子

『ななつのこ』『魔法飛行』のイメージとは少し異なり、主人公の年齢のせいもあるかもしれないが、もう少し大人の話という印象を受ける。
本を読み進めていくと、主人公の‘冬城圭介'が惹かれていくように読み手も、ヒロインの‘穂村紗英'という人物の惹かれていくことだろう。
平穏で平凡な日々といろんな出来事が起こる刺激的な日々、どちらにも惹かれその狭間で悩んだり、この本ではそんなところが見え隠れする。第一話の「掌の中の小鳥」の‘容子'にしても‘冬城圭介'にしても。
エッグスタンドという店が登場するが、四季を感じることのできる素敵な店で、もし現実にこんな店があるのなら常連さんになってみたいと思わせる。
今宵もまた一組のカップルがやってくる。

(TBさせてもらったblog)
→ 掌の中の小鳥(備忘録)
→ 『掌の中の小鳥』 加納 朋子 著(G.T.T.B.A.M.)

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  加納朋子 トラックバック:3 コメント:16

『放課後の時間割』

放課後の時間割『放課後の時間割』 (偕成社文庫)
著:岡田淳 - 児童書 -

「僕は、その小学校で、図工の先生をしていた。この物語は、けんかをしている二ひきのネコを見たところから、はじまる。」 (本文より)
あることがきっかけで変な語り手が毎週月曜日に愉快な話や不思議な話などをしてくれることになる。本全体で一つの話なのだが、一話一話がひとつひとつの短編でもある。そのひとつひとつ話は、どれも小学生くらいの子に読み聞かせてあげたいようなおもしろい話である。
個人的には「手の中のもの、なあんだ?」という話がとても好きで、なんども読み返した。
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  岡田淳 トラックバック:0 コメント:0

『青が散る』

青が散る『青が散る』 (文春文庫)
著:宮本輝

紛うことなき青春小説である。主人公椎名燎平は新設の私立大学へと通うことになる。そして新設テニス部の活動に情熱を捧げ、恋愛に悩まされることになる。
明るい話ではないのでより好みされる本だとは思うが、読んでみるとたしかに多くの得るものがあるだろう。
すこし前の小説なので、たとえば今の大学生が読むと、すくし古くさく思うかもしれないが、それはそれとして、やはり不安や悩みなどはどの時代にも通ずるものがある。
この本は是非二十歳前後の人に読んでほしいと思う一冊である。




  宮本輝 トラックバック:1 コメント:2

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