もみじの本屋 2005年07月

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『アマリリス』

アマリリス『アマリリス』 (新潮文庫)
著:安西水丸

良くも悪くも気だるく渇いた物語が7編。それぞれにつながりはないが、どの話も基本的には舞台はニューヨークからはじまる話である。

主人公の「ぼく」とそれぞれの話にでてくるヒロインとの話が中心であり、淡々と様々な出来事が起こる。7編のなかで一番興味をもったのは「ジブラルタル」という話だが、これは単純にメインの舞台が個人的に興味のあるスペインであるというところが大きいだろう。

地名などがカタカナでたくさんでてくることで、読んでいると記号のように見えてきて、それがまた異国ということを強く感じさせる。さらにその記号の効果で夢のなかの出来事のように現実感のない印象も受ける。もちろんニューヨークに行ったことがある人や詳しい人は別であろうが。

また頻繁にでてくる性描写が、話全体のなかで象徴的に機能している。

ここからは感想に近いが、1話目を読んでみて、この本を買ったのは失敗だったとまで思うくらい個人的には興味をひかれなかった。その後読み進めていっても、1編1編はさして面白くなかった。しかし、ある程度読んだとき、この本は1冊で一つの作品なのだと思えるようになった。つまり1編1編ではなく全体としてみたときにこの本を面白いと感じたのだ。特に、最後の「ジプシー」という話が効果的に働いていると思う。
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コミュニティ( 本・雑誌 | ブックレビュー

『のほほん絵日記』

のほほん絵日記『のほほん絵日記』 (集英社文庫)
著:さくらももこ

「続のほほん茶」のキャンペーンで書かれた作品48話と、新たに追加された40話が収められている。
1ページめくるごとにさくらももこ独特の絵と、日記形式の短い文章が書かれている。絵はすべてカラーで、絵だけでも十分におもしろい。
内容は、著者やその息子、父、母などのことがほんわかと描かれていて、おもわず笑ってしまう。
10分か20分くらいで読み終わるような量だが、肩の力を抜きたいときに手にとってぱらぱらとめくってみるのにおすすめ。
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