もみじの本屋 2006年08月

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『転生』

転生『転生』 (サンマーク出版)
著:田口ランディ 絵:篁カノン

坦々と繰り返されていく転生。生と死。
そこに救いはあるのか?
こんな題材なのに宗教色を感じさせないところがよい。

細かに描写に感心する一方、恐ろしくもなる。
ただただ耽美な世界のようにも思えるが、それだけではなく、世界の循環の根元的な部分を意識させられる。

篁カノンの絵との絶妙なコラボレーション。
本屋や図書館で見た時は絵本のコーナーには置かれていなかったが、これはまさしく絵本である。それも大人向けの絵本。
読んでいると、絵に文にエロティシズムさえ感じてしまう。

個人的には絶望的な中の一寸の希望といった感じで、小さな島で産まれた犬の話がとても好きだ。
もちろん、そこまでの文脈があってこその話であるが。


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(関連書籍)
木霊『木霊』
著:田口ランディ (サンマーク出版)
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  田口ランディ トラックバック:0 コメント:0

『きのう、火星に行った。』

きのう、火星に行った。『きのう、火星に行った。』 - 児童書 -
著:笹生陽子 (講談社文庫)

「おれの名前は山口拓馬。六年三組、堀学級の出席番号二十六。趣味は、なんにもしないこと。特技は、ひたすらサボること。」(本文より)

この山口拓馬が、この本の主人公。
ある時体育大会の選手に選ばれてしまう。
だけど、練習ももちろんほとんどやる気はない。

選手に選ばれた日、拓馬が家に帰ると弟の健児が家に帰っていた。
体が弱く、療養のためにおじさんのところで暮らしていた弟が7年ぶりに家に戻ってきたのだ。

拓馬にとっては鬱陶しい弟の健児。同じハードルの選手になって一生懸命練習するでくちゃん。同じ塾にやってきた谷田部は嫌味なクラスメイト木崎にべったりな奴。
にわかに騒々しくなってくる拓馬の周囲。さてどうする山口拓馬。

爽やかな読後感、児童書はやはりこうでないとと思う。
最近何をやってもつまらないなんて人、たまにはこんな本を読んでみるのも悪くないのでは。

(TBさせてもらった記事)
→ きのう、火星に行った。(HappyTalk@Cooking)
→ 『きのう、火星に行った。』 笹生陽子(ばらいろの。。。)


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  笹生陽子 トラックバック:2 コメント:4
コミュニティ( 本・雑誌 | 児童書

『アイディ。』

アイディ『アイディ。』 (JVCエンタテインメント・ネットワークス)
著:坂本真綾

歌手であり声優であり女優であり、またラジオパーソナリティーでもある坂本真綾。
そんな彼女の初のエッセイ本である。

一部は自身のサイトで公開しているエッセイから、そして大部分が書き下ろしである。
ボリュームの331ページは、彼女の誕生日である3月31日とかけたもの。

内容は子役時代の話、「レ・ミゼラブル」の練習中の話、ラジオやCDの話、そしてロンドンへのプチ留学の話などなど、多彩である。
撮りおろした写真も素敵だし、ところどころに散りばめられたイラストもかわいらしい。

ファン必見の一冊であるのは言うまでもなく、彼女のことを知らない人でも十分に楽しめると思う。
特にロンドンプチ留学のことを書いた「急に思い立ってひとり旅。休みは1週間だけとることができた。」はよかった。

※画像は第2版のもの。

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(リンク)
I.D.(坂本真綾オフィシャルサイト)



(関連商品)
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●サ行の作家 トラックバック:0 コメント:0
コミュニティ( 本・雑誌 | エッセイ

『猿ぐつわがはずれた日』

猿ぐつわがはずれた日『猿ぐつわがはずれた日』 (幻冬舎文庫)
著:もたいまさこ

女優、もたいまさこの初エッセイ集。
独特な雰囲気のある彼女、目線もやはり独特であり、読んでいると徐々に引き込まれていく。

内容は、タコ社長や聡美ちゃんを筆頭に彼女を取り巻く愉快な人たちとの出来事や話の内容がメインである。
そして、40代を迎えての自身の変化に驚きつつも楽しんでいる様子も描かれている。
そんな様子は、群ようこといろいろなことにチャレンジするという本『活!』のなかでもうかがえる。

デパートで働いていたことがある彼女のデパートに買い物に行った時の話、香港や沖縄や白馬などに行ったときの旅先での話。

もう少し、その時に思ったことや考えたことなどを書いてほしかったような気はする。
しかし、読んでいると、書くのに苦労したんだなということがうかがえて、そんな真面目な文章にはすごく好感がもてた。


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(関連書籍)
『ほげらばり メキシコ旅行記』 著:小林聡美 (幻冬舎文庫)
『猿ぐつわがはずれた日』の中で話としてでてくるタコ社長と聡美ちゃんメキシコ旅行の日々を綴ったエッセイ。
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コミュニティ( 本・雑誌 | エッセイ

『もものかんづめ』

もものかんづめ『もものかんづめ』 (集英社文庫)
著:さくらももこ

さくらももこ初のエッセイ集。
学生時代の思い出や日常の出来事などが独特の語り口調でおもしろおかしく書かれている。

不謹慎かもしれないが「メルヘン翁」という話が特によかった。
この話は祖父が亡くなったときの話なのだが、それをこうもおもしろく書けるということに改めて感心させられた。

さくらももこのエッセイを楽しむコツは、あまり深く考えずに、気軽に読むということにつきる。
まだ読んだことがないという人は、肩の力を抜きたい、ちょっと一息つきたいというときに、一度手に取ってみてはいかがだろうか。


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コミュニティ( 本・雑誌 | エッセイ

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