もみじの本屋 2008年05月

『愚者のエンドロール』

愚者のエンドロール『愚者のエンドロール』 (角川文庫)
著:米澤穂信

『氷菓』に続く作品。いわゆる「古典部シリーズ」の2作目である。
古典部も文化祭の準備を進めるなか、二年F組の生徒からその組の有志で行う出し物についてのちょっとした相談をうける。
内容は未完の自主制作映画の結末を推理する手伝いをするというものだった。
ミステリ好きならばこの設定は心くすぐられるものがある。

「折木さん、わたしとても気になります」と、やはり千反田えるに引っ張られる形で、ホータローも手伝わされる羽目になってしまう。
ホータローの若干の気持ちの変化や、古典部員とのやりとりなど、『氷菓』同様、青春小説的な要素も強く、そういった面からも十分に楽しめる。

『毒入りチョコレート事件』の本歌取りらしいのだが、まだ未読のためその部分についてはおもしろみがわからなかったが、しかし、そんなことは関係なくおもしろいので、是非、読んでみてほしい。





(関連書籍)
毒入りチョコレート事件『毒入りチョコレート事件』
著:アントニイ・バークリー (創元推理文庫)

氷菓『氷菓』
著:米澤穂信 (角川文庫)

→ レビュー


クドリャフカの順番『クドリャフカの順番』
著:米澤穂信 (角川文庫)

遠まわりする雛『遠まわりする雛』
著:米澤穂信 (角川文庫)

ふたりの距離の概算『ふたりの距離の概算』
著:米澤穂信 (角川書店)
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