もみじの本屋 2011年02月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




スポンサー広告 トラックバック:- コメント:-

『遠まわりする雛』

遠まわりする雛『遠まわりする雛』 (角川文庫)
著:米澤穂信

いわゆる「古典部シリーズ」の4作目。

今回は、折木奉太郎、千反田える、福部里志、伊原摩耶花の4人の古典部員の高1の1年間の出来事が7つの短編として語られる。

氷菓事件の前や、前作までの作品と作品間を埋める話、そして文化祭の後の話など、古典部員たちの心情の変化や距離感の変化などがはっきりと描かれている。

推理ものとしておもしろかったのは「心あたりのある者は」である。たった一つの放送からどんどんと展開していく様が読んでいておもしろかった。

また最後の2作「手作りチョコレート事件」と表題作の「遠まわりする雛」で締められるわけであるが、これが1年目最後の終わりに4人の行き着いたところかと、納得しながらもこの後が気になる展開である。

個人的には「遠まわりする雛」で奉太郎が「しっかりしていなさる」と言われるところが印象的であったのと、飄々とした振る舞いをする趣味人、福部里志の行き着く先にも興味がある。

5作目『ふたりの距離の概算』もすでに出ているが、2年生になった4人はどうなっていくのだろうか。楽しみである。


amazonのレビューを見るbk1のレビューを見る



(関連書籍)
氷菓『氷菓』
著:米澤穂信 (角川文庫)

→ レビュー


愚者のエンドロール『愚者のエンドロール』
著:米澤穂信 (角川文庫)

→ レビュー


クドリャフカの順番『クドリャフカの順番』
著:米澤穂信 (角川文庫)

→ レビュー


ふたりの距離の概算『ふたりの距離の概算』
著:米澤穂信 (角川書店)
関連記事
スポンサーサイト




  米澤穂信 トラックバック:0 コメント:0
コミュニティ( 本・雑誌 | 推理小説・ミステリー

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。