もみじの本屋 2013年04月

『僕は、そして僕たちはどう生きるか』

僕は、そして僕たちはどう生きるか『僕は、そして僕たちはどう生きるか』 (理論社)
著:梨木香歩

この本は主人公であるコペル君(14歳)が書いたものという体をなしている。
内容は連休初日の一日の出来事である。

兵役、兵役拒否、ボーイスカウト、自然保護と開発などの話がでてきて、最終的には一人と群れ(個と集団)というテーマについて描かれている。

梨木香歩の作品としては、一つ一つの事象に対する詰め方が甘いと感じたが、14歳の少年が書いたことということで、敢えて問題を単純化して問題提起することにより読み手に考えてもらおうという意図があるのではと思うのは考えすぎだろうか。

出てくる登場人物も癖のある人物ばかりで、共感できる人もできない人もいるだろう。それでも、それが最終的な群れを形成し、その群れに飛び込むも飛び込まないも読者に委ねてくれている。

短い作品なのでサクッと読めるし、また読むことでいろいろと考えさせられる作品となっている。



以下は個人的備忘録として。

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