もみじの本屋 2015年07月

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『少年少女飛行倶楽部』

少年少女飛行倶楽部『少年少女飛行倶楽部b』 (文春文庫)
著:加納朋子 


中学一年生の海月(みづき)は幼馴染の樹絵里(じゅえり)に誘われて「飛行クラブ」に入部する。メンバーは二年生の変人部長・神(じん)ことカミサマ、野球部兼部の海星、不登校で高所平気症のるなるな、運動神経はないけど気は優しい球児。果たして彼らは空に舞い上がれるか!? 友情、家族愛、恋、冒険―全てがつまった傑作青春小説。(裏表紙より)

このあらすじからもわかるように、個性的でおもしろい登場人物たち。その彼ら彼女らが成長していくさまは読んでいて心地よい。

飛行クラブの活動の目的は「空を飛ぶこと」この一点であり、部長であるカミサマの目的でもある。そんな変な目的の部に、いろいろな目的や思いであつまった部員たち。彼らは空を飛ぶことができるのか?そもそも部長以外は本気で空を飛びたいのか?

まっすぐな青春小説で、また主人公たちを考えると中学生に読んでほしいと思う作品である。
もう一度書くが本作は青春小説である。なので、加納朋子の代名詞ともいえる日常の謎は基本的には含まれていないのでご注意を。




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  加納朋子 トラックバック:0 コメント:0
コミュニティ( 本・雑誌 | ブックレビュー

『水の精とふしぎなカヌー』

水の精とふしぎなカヌーこそあどの森の物語 11
『水の精とふしぎなカヌー』 - 児童書 -
著:岡田淳 (理論社)

「トリオトコのワルツ」と「ふしぎなカヌー」という二つの話が書かれている。

「トリオトコのワルツ」は屋根裏部屋に住むトワイエさんが怪我をしてしまい歩けないため、ガラスびんの家で過ごさせてもらっているときの話。
作家のトワイエさんは書きかけでおいてあるトリオトコの話をもう一度考えてみようかと思い、ウニマルに住んでいるスキッパーに屋根裏部屋においてあるノートや本をとってきてほしいと頼むのだが……。

「ふしぎなカヌー」はトワイエさんがガラスびんの家で過ごしているの同じときの話。自分たちの名前を時々変える双子がツクシ、ワラビと呼び合っていた。双子は川上から流れてきた小さな小さなカヌーを見つける。そして双子はリビー、シュリーと名前を変え調査隊を結成して、川上へと調査に向かう。

どちらのお話も挿絵がたくさんあり、場面を想像してワクワクしながら読むことができる。


(収録作品)
ひとつめの話 トリオトコのワルツ
ふたつめの話 ふしぎなカヌー


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コミュニティ( 本・雑誌 | 児童書

『死亡フラグが立ちました! 凶器は…バナナの皮!? 殺人事件』 

死亡フラグが立ちました! 凶器は…バナナの皮!? 殺人事件『死亡フラグが立ちました! 凶器は…バナナの皮!? 殺人事件』 (宝島文庫)
著:七尾与史

主人公の陣内トオルは都市伝説をテーマにオカルト雑誌「アーバン・レジェンド」に記事を書くフリーライターであり、収入のほとんどを「アーバン・レジェンド」に頼っている。ある日、編集長である岩波から「アーバン・レジェンド」のスタッフ総入れ替えの話を聞く。そうなると陣内は生活していくことができない。しかし、次号の売り上げを倍増させれば現スタッフのままでいくという。

陣内の前号記事は「死神特集」である。死神といっても大鎌をもった骸骨ではなく、ある殺し屋の通称である。死神に狙われるとジョーカーのカードが届き24時間以内に偶然の事故によって殺される。その「死神特集」への読者の反応がいいらしく、売り上げ倍増の切り札として岩波から1週間以内に死神とコンタクトをとって記事をかけと命ぜられる。

生活がかかっている陣内はいやいやながら死神探しを始める。
頼りは腹話術人形のような容姿の天才投資家で喧嘩もめっぽう強い高校時代の先輩の本宮さん。そして親分の死を死神のせいだと疑っているヤクザの松重さん。

ラノベ然としたB級感漂うタイトルに設定。だからこそエンターテイメント性が高く、ぐいぐいと読まされる。
読者にはコミカルな印象を与えつつ、登場人物たちは死神の冗談のような殺人方法に大真面目。そのギャップが愉快である。

推理小説としては、伏線がひとつにつながっていくところは気持ちいいのだが、大きなひねりがなく展開が予想できてしまうため本格派とまでは言えないかなという印象。だが、それを差し引いてもおもしろいため読んで損はなかったと思う一冊。



(関連書籍)
死亡フラグが立ちました! ~カレーde人類滅亡!? 殺人事件『死亡フラグが立ちました! カレーde人類滅亡!? 殺人事件』
著:七尾与史 (宝島社文庫)



死亡フラグが立つ前に『死亡フラグが立つ前に』
著:七尾与史 (宝島社文庫)



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コミュニティ( 本・雑誌 | 推理小説・ミステリー

『株式会社ネバーラ北関東支社』

株式会社ネバーラ北関東支社『株式会社ネバーラ北関東支社』 (幻冬舎文庫)
著:瀧羽麻子

戦場のような職場での仕事と恋に疲れた弥生が、転職先に選んだ会社は、田舎の納豆メーカー。東京にない、ゆるい生活が始まった。(裏表紙より)

東京で面接が受けれて勤務地が地方だという条件から、主人公の弥生が転職先に選んだのは納豆会社だった。
面接で話した内容はほとんど嘘、しかも弥生は納豆が嫌いである。しかし、採用はあっさりと決まった。

弥生のゆるい田舎生活、そこで起こる出来事やいろいろな人たちとのやりとりに刺々しさはなく、読んでいる間もそして読み終わった後も、やわらかくてほわっとした印象である。
読んでいて疲れない、肩の力を抜いて読める一冊。


(いいなと思った記事)
●  ゆったりとした時の流れ (瀧羽麻子 株式会社ネバーラ北関東支社)  (日々妄想 -書籍と家電の個人的記録-)
 …… 「実際の田舎暮らしは…」のところを楽しく読ませてもらった。


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