もみじの本屋 2017年04月

『こちら文学少女になります』

こちら文学少女になります
『こちら文学少女になります』 (文藝春秋)
著:小嶋陽太郎

「文学部で、専攻は日本文学。本を読むことを唯一にして最大の娯楽として生きてきた」文学少女の山田友梨。
就職先の出版社、遊泳社で文芸部を希望していたが、配属先は青年漫画誌・ヤングビートの編集部だった。

クセ者ぞろいの編集部で、はじめて担当することになった大物作家をいきなり激怒させる。
さらに雑誌で1,2を争う人気の「いまだ、できず」や「キヨのひらく箱」の担当も任されて、兎にも角にも戸惑いばかりの日々。

そんな中、家にはなぜか「キヨのひらく箱」のキヨまで現れ……。



主人公が漫画編集者として四苦八苦しながら、過ぎていく日々は展開が早く、さくさくと読み進めることができる。
内容もおもしろく、文に勢いがあると感じた。

謎も用意されているが、こちらは勘のいい人ならすぐにわかってしまうだろう。

ある意味ではシンプルな、ひとりの新人社員の成長を描く物語。

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