もみじの本屋 『ぶらんこ乗り』

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『ぶらんこ乗り』

ぶらんこ乗り『ぶらんこ乗り』(新潮文庫)
著:いしいしんじ

「ぶらんこが上手で、うまく指を鳴らす男のこ。声が出せず、ひとりにおびえ、動物とはなしができる偏屈もの。つくりばなしの得意な、悪ふざけの天才。父さんと母さんの息子、おばあちゃんの孫、指の音の飼い主。もうここにはいない、私の弟。」(本文中より)
そんな弟のお姉ちゃんが、弟の書いたノートをめくりながら、自分と弟の軌跡をたどる。
読んでみると、鏡の迷路に迷いこんだみたいな感覚に陥った。期待と不安とが入り混じっていて、どこか不安定ででもしっかりしている、そんな不思議な感覚。
何ともいえない読後感を味わえる、せつないけれどあたたかい、そんな物語。
文章自体も独特な味があり、もしかしたら苦手という人もいるかもしれないけど、淡々としているので読みやすく、話に引き込まれてしまう。
「まっしろな気持ち」というblogで紹介されていた感想がとても素敵なので、よければそちらも読んでみてほしい。

→ ぶらんこ乗り (まっしろな気持ち)
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  いしいしんじ トラックバック:2 コメント:4

コメント

日依さん、コメントありがとうございます。

『ぶらんこ乗り』、素敵な作品ですよね♪
書かれている弟のセリフ、いいですね。
これが最後の弟の行動にもつながっていくわけですよね
作中で書かれている、弟のつくったお話も好きです。
いくつもあるけど、どれも不思議な雰囲気がいいです。

『麦ふみクーツェ』は、購入はしたものの読もう読もうと思ってまだ読んでないのですが、そろそろ読んでみようかな。
あと新刊の『雪屋のロッスさん』も気になりますね。

リンク、ありがとうございます!
また遊びにうかがいますね♪

2006 02/04 大葉 もみじ 編集


私も読みました。すごく優しい作品ですよね。私は
「ぼくは、おねえちゃんがよんで、わらうのがすきなんだ。このよでいちばんすきなこえさ。」
という弟の台詞がとても印象的で好きだと思いました。

麦ふみクーツェ は、どこかしら宮沢賢治作品に通じるところがあるように私は思いましたよ~。是非^^

それから、勝手ながら此方のリンク貼らせていただきました。事後報告で申し訳ありません。

2006 02/04 日依 編集


何度も「うんうん」ってうなずきながら、感想を読ませて頂きました。

あの何とも言えない感じがいいですよね♪
ほんとに不思議な物語です。
いしいしんじさんの作品は、つぎは『麦ふみクーツェ』か『プラネタリウムのふたご』を読んでみようと思っています。

2005 09/13 大葉 もみじ 編集


大葉さん、こんにちは。
紹介していただきまして、ありがとうございます!
切なくてあたたかい何とも言えない…
そんな不思議な物語。素敵ですよね。
いしいしんじという作家に、さらにはまりそうです。

2005 09/11 ましろ 編集


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