もみじの本屋 『六の宮の姫君』

『六の宮の姫君』

六の宮の姫君『六の宮の姫君』 (創元推理文庫)
著:北村薫

今作では「私」が大学の4年生になり芥川龍之介を題材に卒論を書く。話のメインは芥川龍之介作品の中でも「六の宮の姫君」について。文壇の長老田崎信先生との会話の中から一つの謎に出くわし、「私」がそれについて調べはじめるというもの。
芥川龍之介だけでなく周辺の作家たちの名もたくさんあがるし、芥川龍之介の作品に触れたことのある人にとっては、面白い考察がいろいろと書かれていることだろう。
また解説によればこの作品のベースは著者自身の卒業論文でもあるそうで、卒業論文を書くための掘り下げ方も参考になる。これから卒業論文を書くという人にもおすすめの一冊である。
この本を読む前または読んだ後に読むとより楽しめるのではないかと思うものをいくつか下にあげておく。
あとここよりももう少し内容に踏み込んでレビューを書いているところがあったので紹介させてもらう。
→ 六の宮の姫君 (まっしろな気持ち)


(関連書籍)
『空飛ぶ馬』 北村薫 (創元推理文庫)
『夜の蝉』 北村薫 (創元推理文庫)
『秋の花』 北村薫 (創元推理文庫)
『朝霧』 北村薫 (創元推理文庫)


(※以下ネット上で無料で拝読できます)
- 理解が深まる -
『六の宮の姫君』 芥川龍之介
『往生絵巻』 芥川龍之介

- 興味があれば -
『羅生門』 旧仮名 芥川龍之介
『羅生門』 新仮名 芥川龍之介
『父帰る』 菊池寛
『身投げ救助業』 菊池寛
『無名作家の日記』 菊池寛
『奉教人の死』 芥川龍之介
『菊池寛全集』の序 芥川龍之介
『芥川の事ども』 菊池寛
関連記事




  北村薫 トラックバック:0 コメント:2

コメント

コメントありがとうございます!
芥川龍之介の『六の宮の姫君』、便利な時代でネット上で読むことができるんですよね。『羅生門』も新旧のものがあったので最後の一行だけでも見てみるとおもしろいかもしれません。
北村薫さんの『空飛ぶ馬』からのシリーズはまだ2度よんだだけですが、軽やかな文章が素敵ですよね。
あと最近はまっているのが加納朋子さんの作品です。北村薫さんと通ずるところがあるけど、また違った印象が楽しめるので好きです。
色とりどりの付箋、素敵ですねぇ。心に残った言葉をもう一度探すときになかなか見つからないので、また部分部分読み返すなんてこともしょっちゅうです。それはそれで楽しいのだけど、付箋使ってみようかな。

2005 03/17 大葉 もみじ 編集


トラックバック&記事にリンクを貼っていただき、ありがとうございます。「まっしろな気持ち」のましろと申します。
実は、芥川龍之介の“六の宮の姫君”は未読なので、これから…と思いつつ、もう何年も経ってしまっています。北村氏の本は3度も読んでいるのに。一度目は単行本で図書館で、2度目は文庫でアパートで、3度目は実家で。好きな部分には付箋がいっぱいです。毎回色を変えているので、いろんな色が集まって私だけの本になっています。本当に好きなものは、何年経っても変わらないものですね。

2005 03/16 ましろ 編集


コメントの投稿






管理者にだけ公開する

トラックバック

記事のURL
http://momijibook.blog5.fc2.com/blog-entry-17.html

トラックバックURL
http://momijibook.blog5.fc2.com/tb.php/17-e151a38e