もみじの本屋 『螺旋階段のアリス』

『螺旋階段のアリス』

螺旋階段のアリス『螺旋階段のアリス』 (文春文庫)
著:加納朋子

サラリーマンをやめ探偵になった仁木順平。その仁木の前に突然現われたのが謎の少女、安梨沙。二人の共通点は『不思議の国のアリス』や『鏡の国のアリス』を好きなこと。
起こる事件は、これらの本の登場人物をうまく絡めて描かれる。そしてもちろん加納朋子の書く推理小説、人が死んだりはしない。
仁木の所に舞い込んでくる事件は、警察に話しても取り合ってもくれないような他人からしたら些細な、だけど依頼人にとってはとても重大な事件なのである。

ところで、この本のテーマの一つは「夫婦」であろう。「螺旋階段のアリス」の鍵の隠し場所や金庫の中身から「アリスのいない部屋」の仁木とその妻にいたるまで、そこかしこに「夫婦」というものが描かれている。
そしてこれまた加納朋子の持ち味で、どんな場面でも和やかでさらりとした雰囲気を漂わせている。


(関連書籍)
虹の家のアリス『虹の家のアリス』
著:加納朋子 (文春文庫)

(‘アリス’の物語を読んでみたい人に‥)
不思議の国のアリス『不思議の国のアリス』
著:ルイス・キャロル 訳:脇明子 (岩波少年文庫)

鏡の国のアリス『鏡の国のアリス』
著:ルイス・キャロル 訳:脇明子 (岩波少年文庫)
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コミュニティ( 本・雑誌 | 推理小説・ミステリー

コメント

『エンジェル エンジェル エンジェル』の記事にリンクをさせていただいた「中国歴史小説と幻想的な恋の話」のshouさんであっているでしょうか?
コメントいただけるなんて嬉しいです!ありがとうございます!

いまも時々のぞかせて頂いております。
(働いたことはありませんが‥)学芸員資格を持つものとして『ニューヨーク美術案内』には興味をひかれました。また機会があれば読んでみたいと思っています。

この本を読みながら「夫婦」にもいろいろな形があるなぁと思いました。
夫婦、男性と女性という時点で多少の違和はあるでしょうし、難しいですよね。・・といいつつもまだ未婚なので偉そうなことはいえないのですが(笑
ちなみに、もちろん推理小説なので謎解きの部分にははっとさせられるし、仁木探偵と安梨沙の微笑ましい会話など他の見どころもたくさんありますよ。

2006 01/04 大葉 もみじ 編集


あけましておめでとうございます!
こちらから挨拶にもいかず申し訳ありません。
相変わらずのマイペースな更新になると思いますが、今年もどうぞよろしくお願いします。

2006 01/04 大葉 もみじ 編集


以前訪問していただいものです
この本は読んでいないのですが「夫婦」の関係難しいですね
最近特に痛感しております。
あはは、何の感想やらですね

2006 01/03 shou20031 編集


明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします^^

2006 01/03 edelweiss 編集


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