もみじの本屋 『猫楠 南方熊楠の生涯』

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『猫楠 南方熊楠の生涯』

猫楠『猫楠 南方熊楠の生涯』 - マンガ -
著:水木しげる (角川ソフィア文庫)

南方熊楠とは日本が国際化とはまだ程遠かった明治時代中頃に英国に渡り、『ネイチャー』誌に論文を寄稿、大英博物館の嘱託となり、孫文と親交を深めるなど大活躍をした人である。
帰国後も民俗学や粘菌学の研究などを行いつつ、神社合祀令に反対し熊野の森を守る運動の中心となるなど、時代の先を行く活動で周囲を、いや世間を驚かせた。

柳田國男、孫文、木村駿吉、徳川候、天皇陛下、彼に惹きつけられた人物を列挙してみるだけでも彼のすごさがわかるだろう。

本書によると彼は18ヶ国語を話せたそうだ。
それだけではなく猫語や幽霊語も理解でき話せたそうだ。少々信じ難い面もあるが、それが事実だとしたら、頭ではなくもっと感覚的なものも優れていたということなのだろうか。

水木しげるが南方熊楠という人物に興味をもったのは、熊楠が妖怪や幽霊などと関係が深いからというのが理由からかもしれないが、無意識のうちに妖怪研究をする者として、本能的に南方熊楠自身が妖怪であったと感じたのかもしれない。

基本的に史実に則って書かれており、どこからが水木しげる流の脚色かというところがわからないところがまたおもしろい。


(関連書籍)
『南方熊楠 森羅万象を見つめた少年』 著:飯倉照平 (岩波ジュニア新書)
『南方熊楠の森』 著:松居竜五、岩崎仁 (方丈堂出版)
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コメント

遅い返事で申し訳ありません。
コメントどうもありがとうございます。

津本陽さん、たしか和歌山出身なんですよね。
熊楠はかなりの功績を残しているのに、あまり知られていないのは何故なのでしょうねぇ。

2006 05/19 大葉 もみじ 編集


長らく返事を返せなくてごめんなさい。

全集をもってるとは、さすがですね。
那智の滝は昔見にいったことがあります。
あと熊野灘も見た記憶があります。
でも熊野古道の印象がないのですよ。

また時間ができたら、温泉目当てにいってみようかな。

2006 05/19 大葉 もみじ 編集


熊楠は埋もれた巨人ですね。津本陽氏も賞賛してました。

2006 03/16 閑人斎 編集


柳田国男、折口信夫までなら読んだ事があっても熊楠の本を全部、読んだ事のある人はあまりいないと思います。
体力に自信があるのなら紀伊田辺(弁慶の出身地)から熊野街道を歩いて見て下さい。「はとぽっぽ」(♪食べてもすぐに帰らずに♪の方、♪豆が欲しいかそらやるぞ♪の方は皆さん、勘違いしている様ですが「はと」という題名です)の作者東くめもここら辺の出身です。近くの温泉の温泉卵は生卵を買って温泉のお湯で好きな硬さにするのですよ!是非、ご賞味あれ!

2006 02/22 鵺娘 編集


こんばんは、hoy.さん。

南方熊楠記念館、行った人の話を聞いて那智と合わせて行ってみたいと思っている場所の一つです。

南方熊楠、かなりいろいろと問題も起していますが、功績もすごいですよね。
ナントカと紙一重、まさにそうだと思います。
でもナントカとはやはり紙一重で違うんですよね。

ところで、hoy.さんのところのblogを読ませてもらったのですが、十二国記おもしろいですよね。
まだ先になると思いますが、いつか紹介したいと思っています。

2006 02/17 大葉 もみじ 編集


以前、和歌山の南方熊楠記念館を訪れたことがあります。
個人の仕事とはとても思えない、幅広い天才ぶりがすごいと感じたのを思い出します。
ナントカと紙一重というか、奇人というか変人というか、やっぱり普通の人とは違うんだろうなぁ。
ではまた。

2006 02/15 hoy. 編集


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