もみじの本屋 『ヨコハマ買い出し紀行』

『ヨコハマ買い出し紀行』

『ヨコハマ買い出し紀行』 アフタヌーンKC (講談社)
著:芦奈野ひとし

カフェを営みながら暮らすアルファさんをはじめ、夕凪の時代に生きる人たちの物語。日常のささやかな出来事や、ゆるやかに移りゆく景色なんかを楽しめるマンガだ。きっとスクーターやバイクに乗りたくなったり、自分なりのお気に入りのカフェを探しに行きたくなるだろう。コーヒー片手に読んでみてはいかがだろうか。


ヨコハマ1巻『ヨコハマ買い出し紀行』1巻
「お祭りのようだった世の中がゆっくりとおちついてきたあのころ。のちに夕凪の時代と呼ばれるてろてろの時間、ご案内。」
物語は第1話の前、アルファさんが横浜に買い出しに行くところから始まる。
この巻ではアルファさんの月琴を弾く姿や夢のような舞がみられる。また1巻なので当然なのだが、タカヒロとミサゴが出会ったり、ココネが宅配に来たり、多くの主要な人物が登場するので、まずはこの巻を読んでみてほしい。
   ------------------------------
ヨコハマ2巻『ヨコハマ買い出し紀行』2巻
この巻では、アルファさんがカメラを手に入れ風景を撮りに行く話や、苦手な食べ物の克服にチャレンジする話、大玉花火の打ち上げの話などが描かれている。あとアルファさんが海を泳ぐ場面があるのだが、淡い色の海がとても綺麗だ。
次巻以降もちょくちょくでてくるアヤセとカマスも登場する。
   ------------------------------
ヨコハマ3巻『ヨコハマ買い出し紀行』3巻
アルファさんとココネのハミングはこちらにまでメロディーが聞こえてきそう。北の町で先生と見る夜景やムサシノの並木道は全面に広がる美しさがある。またアルファさんとアヤセ&カマスとが出会い「ターポン」も登場する。他にも不思議な水神さんやミサゴからタカヒロへのプレゼントなど、この巻も見どころ満載。いつもは入っているフルカラーの話がないのはちょっと残念。
   ------------------------------
ヨコハマ4巻『ヨコハマ買い出し紀行』4巻
元気いっぱいの女の子マッキが初登場。またターポンにのっている人たちや、先生の過去についても少し描かれている。
アルファさんが先生にあげたサカナのキーホルダーがかわいい。
   ------------------------------
ヨコハマ5巻『ヨコハマ買い出し紀行』5巻
アルファさんが突然ココネの家へ、カラーであの並木道を見られたり、ムサシノが魅力的に描かれている。
また、先生が昔つくった機体とアルファさんのシンクロや「月夜見」という話でカマスたちが月の下を飛ぶ幻想的な絵も見物だ。
カメラで撮った画像がアルファさんたちロボットにどんな風に見えているのかも描かれている。ミサゴもまたまた登場。
   ------------------------------
ヨコハマ6巻『ヨコハマ買い出し紀行』6巻
第45話「みんなの船」でマッキとアルファさんが初対面、二人きりになったときの会話がとても好きだ。第48話「レコード・Ⅲ」はカラーで、空の変化がとても綺麗である。第51話「やまのあな」であやせが再び登場、この話も好きで何度も読み返している。あと第52話「NIGHTBIRD」を読んで、あまりに美味しそうだったのでコーヒーリキュールを買ってしまった。先生のマークの話もよい。第54話「武蔵野通信」でムサシノは落ち葉散る季節でいい感じである。
この巻はココネの登場シーンは多いし、ターポンの人たちも登場するし、かなり盛りだくさん。
(これを書いている)現在、12巻まででているが、この6巻とあと12巻が『ヨコハマ買い出し紀行』のなかで特にお気に入りである。
   ------------------------------
ヨコハマ7巻『ヨコハマ買い出し紀行』7巻
第56話「白い朝」での満天の星空や朝の霜が綺麗、その中にいるアルファさんとタカヒロにも注目。ココネの話もあるのだが、そこで5巻でちょこっと登場していた丸子が登場。
ターポンにいるアルファ室長がしているペンダントの話、先生との関係とは?
この巻は、全体的にアルファさん個人の話が多いけど、そのなかで「藍色の瞳」という話はなぜか印象的。
そして台風到来。そのあとアルファさんの決意とは・・・。
物語がすこし動くので、読み飛ばせない一冊である。
   ------------------------------
ヨコハマ8巻『ヨコハマ買い出し紀行』8巻
いろんな景色を見て歩くアルファさん。飛行場でナイが初登場。街路灯のような不思議な植物。そして大きな柿と栗。第78話「チョコレートケーキ」の富士山と第75話「野火」の武蔵野ススキ野原の火事の絵は壮大な感じで見物。タカヒロ、マッキ、ココネ、マルコもちょこっと登場。

   ------------------------------
ヨコハマ9巻『ヨコハマ買い出し紀行』9巻
とうとうアルファさんが帰ってくる。
ひさしぶりに会ったにタカヒロはちょっぴり成長、そしておじさんは相変わらず。
ココネと先生がアルファタイプのことについて話をしたり、マッキとアヤセが出会ったりする。
アルファさんとココネが一緒にバイクで走る「海抜70」という話がなんとなく印象的。
   ------------------------------
ヨコハマ10巻『ヨコハマ買い出し紀行』10巻
アルファさんとタカヒロが台の原のお社で待ち合わせ。1巻の「プレ寝正月」を読んでいると、また感慨深いものがある話。
マルコやアヤセがアルファさんの店に来る話もある。
ココネやアルファ室長の話もあるし、アルファさん一人の時の話ももちろんある。そしてすごいヒマワリのも。
選り取り見取りである。
   ------------------------------
ヨコハマ11『ヨコハマ買い出し紀行』11巻
前巻ではマルコをマルコと認識していないアルファさん。そのアルファさんのところにマルコがココネをつれてやってくる。
ターポンは南の航路へ、次に戻ってくるのは6年後。
いろんなことが起こる今巻だが、いちばん大きな出来事はとうとうタカヒロが地元を離れる。
そんなタカヒロにアルファさんとマッキは‥。
   ------------------------------
ヨコハマ12『ヨコハマ買い出し紀行』12巻
タカヒロがいなくなって、今巻はマッキとアルファさんの話が多い。
アルファさんとオーナーの過去のエピソードがひとつ描かれている。
でもこの巻のおすすめの話はココネとシバちゃんのはなしである「武蔵野原」。ススキの海がカラーでとても綺麗。
   ------------------------------
ヨコハマ13『ヨコハマ買い出し紀行』13巻
マッキとココネが初対面。この巻でも前巻に続いて、なんとなくマッキが成長したなと感じる場面が多々あった。
10巻でアヤセがマッキにある提案をするのだが、この巻でマッキはその返事をする。
「滴」という話の流星雨の絵が印象的だった。
そして「スイカの日」と「月の輪」のアルファさんとおじさんの会話がこの『ヨコハマ買い出し紀行』全体を象徴しているように感じた。
   ------------------------------
ヨコハマ14『ヨコハマ買い出し紀行』14巻
『ヨコハマ買い出し紀行』完結巻。
終わるということが寂しくて買ってからもしばらく読むことができなかった。
帯にあるようにまさに12年分の思いが詰まった巻である。
内容はあまりネタバレしないようにちょこっとだけ。
アルファさんと先生の約束、戻ってきたターポン、ココネとシバちゃん、そして大きくなったマッキ、このくらいしか書けない。『ヨコハマ買い出し紀行』の最後は自分の目で確かめてみてほしい。


(関連商品)
ドラマCD『ヨコハマ買い出し紀行』1、2、3 (アニプレックス)
ヨコハマ1ヨコハマ2ヨコハマ3

ヨコハマ1DVD『ヨコハマ買い出し紀行』 (アニプレックス)
DVD『ヨコハマ買い出し紀行 -Quiet Country Cafe-#1』 (ソニー・ミュージック/SVW)
DVD『ヨコハマ買い出し紀行 -Quiet Country Cafe-#2』 (アニプレックス)
関連記事




●マンガ トラックバック:0 コメント:0

コメントの投稿






管理者にだけ公開する

トラックバック

記事のURL
http://momijibook.blog5.fc2.com/blog-entry-19.html

トラックバックURL
http://momijibook.blog5.fc2.com/tb.php/19-b22a259b