もみじの本屋 『インストール』

『インストール』

インストール『インストール』 (河出文庫)
著:綿矢りさ

「インストール」と「You can keep it.」の2編が収録されている。
「インストール」は友人の提案で不登校を決め込むようになる女子高生の話。
主人公の朝子は部屋の物をすべて捨ててしまいたい衝動に駆られ、実行する。
ゴミ捨て場で同じマンションに住む小学生の男の子と出会い、その男の子に使えなくなったボロのコンピューターをあげる。
あるきっかけから再びその男の子と出会い、男の子に誘われて秘密のバイトをはじめるのだが……。

良くも悪くもとても軽い作品である。
軽やかな文章で読みやすく、また読んでいてリズムのいい作品だなと思った。
読みながら、まるでピアノを弾いているような印象さえ受けた。
17歳のみずみずしさあふれる作品だ。

「You can keep it.」の主人公、城島は処世術として周りの人にどんどんと物をあげる。そこに城島が気になっている同級生の女の子の綾香が登場。城島はある行動をとる。
この作品はこの本のために書き下ろされたような作品で、ページ数も短く綿矢りさファンのためのおまけといった感じである。

ときにはこういった軽やかな作品を読んでみるのも悪くはない。
カフェで肩の力をぬいて、のんびりと読んでみてはどうだろうか。





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コミュニティ( 本・雑誌 | ブックレビュー

コメント

>Caesarさん
コメントありがとうございます。

> 少しテストに対して焦りを抱いてきた(笑)ので

本よりも勉強しなくちゃですね(笑
がんばってくださいね!影ながら応援しています。
でもテスト前、本を読んだりしたくなる気持ちわかります。
あと無駄に部屋の掃除とかしたくなります。

感想、楽しみにしていますね♪

2006 10/11 大葉 もみじ 編集


わざわざ本の紹介ありがとうございます。
ちょうど次に何を読もうか迷っていたので助かりました。
だけど少しテストに対して焦りを抱いてきた(笑)ので、テスト終わってからになるんですが、読み終わったらまた感想をブログに載せたいと思います♪

2006 10/10 Caesar 編集


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綿矢りさ【インストール】

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