もみじの本屋 『クラインの壺』

『クラインの壺』

クラインの壺『クラインの壺』 (新潮社)
著:岡嶋二人

メビウスの輪を知っているだろうか。短冊状の紙を半回転ひねってテープやノリでひっつけてできるあれである。メビウスの輪は輪の外側の面をたどっていくといつの間にか内側の面になり、そのままたどっていくとまたいつの間にか外側の面になっている。
つまり、裏と表がつながっている、もしくは裏も表もないのである。一枚の平面上の紙からそのようなものができるのはとても不思議なことで、この法則をクラインの法則という。そうこの本のタイトルの“クライン”である。
ストーリー自体はよくあるパターンなのだが、見たり読んだりしたことがある同じような話の中ではもっとも良くできた話だと思う。著者(達)の巧みな文章のせいだろうが、読んでいるこちらまでクラインの法則の術中にはまってく。
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  岡嶋二人 トラックバック:1 コメント:4

コメント

>  そういえば、最近講談社あたりからクラインの壷が出版されましたね。買おうか買うまいか悩んでます

いま、調べてみて知りました。今月講談社から出版されてました。
800円は新潮社のよりもちょっと高いけど、表紙のデザインはかわいかったです。

2005 03/31 大葉 もみじ 編集


>小説や漫画をドラマ化したもので成功したといえるようなものは、数少ないですよね。

 まったくですねぇ。クラインの壷は主人公が中学か高校生だった気がしますからねぇ。NHK再放送してくれませんかねぇ?

 そういえば、最近講談社あたりからクラインの壷が出版されましたね。買おうか買うまいか悩んでます

2005 03/30 spiegel 編集


spiegeさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
テレビでやっていたという話は何度か聞いたことがあります。一度見てみたいと思っていましたが、原作とかなり内容を異するものだったのですか。
小説や漫画をドラマ化したもので成功したといえるようなものは、数少ないですよね。

2005 03/29 大葉 もみじ 編集


かつての昔、NHKでクラインの壷をドラマ化してましたが、原作とかなり内容を異にするものでした。

2005 03/28 spiegel 編集


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2005年05月10日 柴スコットのつぶやき。