もみじの本屋 『氷菓』

『氷菓』

氷菓『氷菓』 (角川文庫)
著:米澤穂信

「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に」をモットーとする折木奉太郎、高校に入学した彼は姉からの手紙で3年間入部者0の‘古典部’に入部することになる。

放課後、友人で似非粋人、減らず口がトレードマークの福部里志との雑談のあと、部室である地学講義室に行ってみるとそこには清楚な容姿の女の子が立っていた。名前は千反田える、古典部に入部したという同級生であった。

彼女は見かけとは裏腹に好奇心爆発少女、気になることがあると「わたし、気になります」とそのことを考え出す。
それに巻き込まれ、省エネ主義のホータロー(奉太郎)も一緒に考えさせられる羽目に。

ホータローと小学校以来9年間も同じクラスだったという伊原摩耶花も加え、4人は古典部の文集「氷菓」と古典部の過去に秘められた謎に迫っていく。

もともとが角川スニーカー文庫ということで、ライトノベルらしく、キャラの設定は面白いし、肩の力を抜いて読むことができる。さらに、読んでいて飽きないおもしろさ。
読後感は、事件で人が死んだりしないにも関わらず少しほろ苦いものがある。これはネタばれになるので詳しくは書けないが、ある人物の個人史によるところが大きい。

米澤穂信のデビュー作、興味をもたれた方はぜひどうぞ!


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(関連書籍)
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