もみじの本屋 『あしたはアルプスを歩こう』

『あしたはアルプスを歩こう』

あしたはアルプスを歩こう『あしたはアルプスを歩こう』 (講談社文庫)
著:角田光代

ある日、角田光代のところに「イタリアの山で、トレッキングしませんか?」というファックスが届いた。それは今を時めく作家に海外でトレッキングをしてもらいそれを番組にするというテレビの仕事であった。そしてトレッキングってなんぞやと思いながらもその仕事を引き受ける。

内容はドロミテ・アルプスでの雪中トレッキング(むしろ登山?)をメインに、スタッフや現地の人たちとの出会いや会話などが盛りだくさんである。
第4章の「羊飼いたちの村」はトレッキングの話ではないが、印象的だった。この章はアグリツーリズモについて書かれているが、すごく楽しそうだ。あまりに楽しそうだったので、思わず、そこに登場した南瓜のニョッキをつくってしまったほどだ。

また案内役のマリオさんとの会話の内容も考えさせられるものがある。
その会話を引用したいところであるが、ここに書いてしまうと薄っぺらになってしまう気がするので、内容はぜひ、本を読み、角田光代と一緒にトレッキングを体験しながらその中で噛みしめてほしいと思う。

紀行エッセイということで、イタリアの大自然がいっぱいに詰まった一冊である。読んでいると、自分もその大自然の中を一緒に歩いているような気になってくる。気軽に読め、誰でも楽しめる一冊ではないだろうか。


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