もみじの本屋 『死神の精度』

『死神の精度』

ryuuguu『死神の精度』 (文春文庫)
著:伊坂幸太郎

死神が主人公という一風変わったミステリ。
千葉と名乗る主人公は調査部に所属しており、仕事は指示された人間を1週間調査して、その人間の死の可否を決めるというもの。

6つの短編からなっており、それぞれに千葉が調査する対象が登場する。そして千葉は毎回その相手に適した姿をしている。

どの話も飽きずに読めるのだが、それは物語のテンポがよいのではなく(もちろん悪くもないが)、登場人物が生き生きと描かれていることや、死神である千葉が普通の人間とは違った受け答えをすることによって調査対象者やほかの登場人物との会話がおもしろいことによると思う。

また短編連作としてのまとめかたも、さすがは伊坂幸太郎と思わせる巧いものであった。
『アヒルと鴨のコインロッカー』や『重力ピエロ』などでももちろんいいのだが、個人的には初めて伊坂幸太郎を読むのであればこの本をおすすめしたい。


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