もみじの本屋 『アヒルと鴨のコインロッカー』

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




スポンサー広告 トラックバック:- コメント:-

『アヒルと鴨のコインロッカー』

アヒルと鴨のコインロッカー『アヒルと鴨のコインロッカー』 (創元推理文庫)
著:伊坂幸太郎

現在と2年前の話が交互に書かれており、「現在」は椎名という大学の新入生の目線で、「2年前」はペットショップでバイトをしている琴美という女性の目線で書かれている。

「現在」では、椎名は引っ越しそうそう隣人の河崎という男に広辞苑を奪うために「一緒に本屋を襲わないか」と誘われる。そして、その二日後には本屋を襲うことになるのである。
「2年前」では、琴美の住む市内でペット殺しが多発しており、琴美はその犯人かもしれない3人組と遭遇してしまう。

読み進めていくと、「現在」と「2年前」が徐々につながっていき、さまざまな謎が徐々に解き明かされていく。

椎名が本屋を襲いにいくことや、琴美がドルジというブータンからの留学生を初対面でアパートに連れていくところなど多少アリティーにかけるなと思う部分もあるが、その強引さもフィクションならではのよさなのかもしれない。

動物虐待のことについて話しているところのペットや野良猫の殺し方が無惨で、想像するだけでもぞっとする。しかし、一番はじめに以下のようなページがあるところはおもしろいと思う。

No animal was harmed in the making of this film.
(この映画の製作において、動物に危害は加えられていません)

            映画のエンドクレジットによく見られる但し書き


ひとつ大きな仕掛けがあり、まったく気づいていなかったので驚かされた。
そして、その仕掛けに笹生陽子の『楽園のつくりかた』を思い起こした。

全体的に軽快な文章で、また飽きさせずどんどんと読み進めることができる。
第25回吉川英治文学新人賞をとった作品であるが、確かに著者の才能を感じさせる一冊である。


amazonで見る

関連記事




  伊坂幸太郎 トラックバック:0 コメント:2
コミュニティ( 本・雑誌 | 推理小説・ミステリー

コメント

>ぴーちさん
伊坂作品は読んでいて、映像のイメージが湧きやすい気がします。なので、映画をつくる側も「ここをこうつくったらおもしろい」といったアイデアが浮かびやすいのかもしれませんね。内容もおもしろいですし♪
映画はみていないのですが、映像で河崎をどう表現していたのか興味はあります。

伊坂作品は文庫でしか読んでいないので、『フィッシュストーリー』はまだ未読です。(たしかまだ文庫化されていなかったはず・・)
ぴーちさんのところのレビューを楽しみにしています!

2009 04/26 大葉 もみじ 編集


こんばんは!
この映画、以前鑑賞しましたが、
一風変わった作品だったなという印象が強かったです。
今度、伊坂さんの作品で「フィッシュストーリー」という映画が公開されますね!
こちらも、今から楽しみです♪
それではお邪魔しました^^

2009 04/25 ぴーち 編集


コメントの投稿






管理者にだけ公開する

トラックバック

記事のURL
http://momijibook.blog5.fc2.com/?overture" target="_new

記事のURL
http://momijibook.blog5.fc2.com/blog-entry-356.html

トラックバックURL
http://momijibook.blog5.fc2.com/tb.php/356-7f559105

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。