もみじの本屋 『ぼくらのサイテーの夏』

『ぼくらのサイテーの夏』

ぼくらのサイテーの夏『ぼくらのサイテーの夏』 - 児童書 -
著:笹生陽子 (講談社文庫)

粘りつくような暑さが続く夏、小学6年の1学期の終業式の日、学校で「階段落ち」をして遊んでいた。
主人公であるぼく(=桃井)は四組で、相手は二組の奴らだった。二組の栗田に九段落ちをかっこよくキメられて勝負に負けた。さらに桃井はケガまでしてしまった。それだけならまだしも、罰として夏休み中プールの掃除をする羽目になってしまう。しかも成り行きから栗田と二人で。

友達との関係やそれぞれの家庭の問題などを織り込みながら、「ぼく」の成長が丁寧に描かれている。
デビュー作ということでしかたがないのかもしれないが、桃井家が好転していく様子や栗田家で起こることなどは多少ディテールの甘さを感じてしまった。しかし、そんなことが気にならないくらい勢いのある展開で、また児童文学はこうでなくてはと思わされるほどのさわやかな読後感をもっている。

作中にでてくる桃井の父と栗田の父の時間に関する考え方も物語のエッセンスとしてうまく効いている。



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