もみじの本屋 『小さいつが消えた日』

『小さいつが消えた日』

『小さいつが消えた日』 (新風社)
文:ステファノ・フォン・ロー 絵:トルステン・クロケンブリンク 

ステファノ・フォン ロー 新風舎 2006-11
売り上げランキング : 267310
by ヨメレバ

   →新しく三修社からでているようです

ある日、大好きな印刷所のおじいさんが話してくれた話。

文字にも人間や動物と同じように魂があって、それぞれの文字には性格もあって、いいやつもいれば、意地の悪いやつもいるし、強みもあれば、弱点もある。
この五十音たちの性格が、読んでいてなかなかに特徴をつかんでいておもしろかった。

さて、物語の主人公の小さい“つ”だが、とてもかわいい男の子で、ユーモアがあって観察力に優れている。いつも周りに気を配り、相手の立場で物事を考えている。ただ、彼は口がきけない。
そんな小さい“つ”が、ある出来事をきっかけにいなくなってしまう。

五十音がキャラクターという発想はおもしろいし、ストーリーもとてもまっすぐで、子供も大人も楽しめる作品だろう。
また必要のないものなんていないというメッセージもはっきりと伝わってくる。
三つの思い出にはじまり、三つの習慣で話が終わるところもおもしろいし、そこで終わりかと思いきや小さい“つ”がその後どうなったかというところにまで、それが掛かっていて最後はにやっと笑ってしまった。

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