もみじの本屋 『ぼくとひかりと園庭で』

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『ぼくとひかりと園庭で』

ぼくとひかりと園庭で『ぼくとひかりと園庭で』  - 絵本 -
著:石田衣良  (徳間文庫)

著者は「いつか子どものために書いてみたいと思っていた。」と本書の中で書いているが、正直、子供向けの本ではないだろうと思う。

登場人物は幼稚園に通う子どもたちなのだが、子どもらしい無邪気さや元気が感じられず、どうにも現実感が薄い。

ストーリーは、シンプルだが「好き」や「恋」といったテーマが石田衣良流にしっかりと書かれていると感じた。
全体的に静かな雰囲気で話が進んでいくので、長野順子の銅版画とマッチしていて綺麗な印象を与えてくれる。

園児が主人公だという違和感は物語だとして横においておいて、ページをめくった方が楽しめる本だと思う。




(以下、ネタバレありの感想)
ただやはり、このテーマを扱うのに、幼稚園児を主人公にしたことに無理があったのではないだろうか。
特に幼稚園の子が中学生や高校生になって、試練に挑戦するところに不和を感じる。
せめて、中学生や高校生を主人公に時間をさかのぼらせたほうがまだ違和感はなかったのかなと…。

また幼稚園の頃の無邪気な「好き」に、試練を与える残酷さも、どうなんだろうと思わずにはいられなかった。

石田衣良らしさがでているといえば、しっかりとでているのだが、これも子ども向けとして書いてしまったことで残念ながら浅くなってしまった印象である。

批判的なことを多く書いてしまったが、物語としては楽しめたので、こういう作品と飲み込んで読み込むとまた違った印象になるのかなとも思う。


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