もみじの本屋 『叫びと祈り』

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『叫びと祈り』

叫びと祈り
『叫びと祈り』 (創元推理文庫)
著:梓崎優(しざきゆう)


久しぶりに推理小説でも読もうと何気なく手に取った一冊。
選ぶときにネタバレにならない程度にと思いながら軽く解説に目を通した。

第五回ミステリーズ!新人賞を受賞した「砂漠を走る船の道」に関する以下の記述を読んでとても興味をひかれた。
「砂漠を走る船の道」ではサハラ砂漠を行くキャラバンで殺人が起きる。隠れる場所もない広大な砂漠を密室に仕立てあげた点、犯人を特定しやすい少人数のグループ内で人を殺す動機の不可解さで読ませる。 (解説より)


「砂漠を走る船の道」をはじめ5つの連作短編は、いずれも異国、異文化の価値観や倫理観などに戸惑いを覚えつつも先が気になりどんどんと読まされる。(最後の「祈り」だけはやや趣向が異なるが。)

主人公の斉木は海外の動向を分析する雑誌を発行する会社に勤めている。7か国語を操れる斉木は海外への取材も多く、年に100日近くを海外で過ごしていた。そんな斉木が経験した出来事が本書の物語のメインである。

推理小説であるが、解説を読むと著者はトリック以外の物語の部分も重視しているようで、「トリックが開陳されたことで物語性の部分が花開くものが、自分の中では理想ですね」と述べている。

すこし狙いすぎかなと思うような状況やトリックもあるが、そこは新人であり、またフィクションならではと割り切って読むのがいいかと思う。

とても面白く読むことができたので、別の作品も是非読んでみたい。
とりあえず次は『リバーサイド・チルドレン』かな。




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