もみじの本屋 『パイロットフィッシュ』

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『パイロットフィッシュ』

パイロットフィッシュ『パイロットフィッシュ』 (角川文庫)
著:大崎善生

パイロットフィッシュとは水槽をいい状態に保つために、最初に入れる魚のことである。作中、登場人物の由希子も言っていたが、きれいな響きの言葉だと思う。
主人公の山崎は編集者の中の編集者でとしてアダルト雑誌の出版社につとめている。そんな彼は、過去の出来事や言い放った言葉や出会った人たちの記憶が決して消えることがないということに考えをめぐらせていく。
表紙も含め全体的にとても透明感がある。また良くも悪くも輪郭が曖昧である。細かいところを気にしなければ、よい作品であると思う。
少し性的描写を含んでいるので抵抗がある人はご注意を。

余談であるが、心に残ったセリフを一つ。
当時の山崎の彼女由希子が紹介してくれたバイト先、そこの店長のナベさんがこんなことを言っていた。
「飲食店の善し悪しはいかにおいしく水を飲ませるかやと、わしは思っとる。ただの水を、きれいなグラスとちょうどいい冷たさで出す。水さえおいしく飲めれば料理だって酒だって何だっておいしく感じる、そういうもんやないかなあ。……」
なぜだかわからないが、このセリフがこの作品の中で一番心に残った。

(TBさせてもらった記事)
→ 大崎善生【パイロットフィッシュ】 (ぱんどら日記)


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(関連書籍)
アジアンタムブルー『アジアンタムブルー』
著:大崎善生 (角川文庫)
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大崎善生【パイロットフィッシュ】

このストーリーを原作にして漫画を描いたら面白そうだ。いわゆる「レディースコミック」というジャンルで。少女漫画にしては刺激が強すぎるので、あくまでも大人むけに。主人公の「山崎」という男はエロ雑誌の編集者。

2006年10月14日 ぱんどら日記

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