もみじの本屋 『いちばん初めにあった海』

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『いちばん初めにあった海』

いちばん初めにあった海『いちばん初めにあった海』 (角川文庫)
著:加納朋子

「いちばん初めにあった海」と「化石の樹」の二編に別れている。それぞれは孤立した話として成り立っているが・・・。

「いちばん初めにあった海」は、はじめ、まるでわけがわからないうちに話が進んでいく。それは読者だけでなく主人公の千波自身もなのである。ところが読み進めていくと、徐々に見えなかったものが見えてくる。
見えなかったものが見えてくるという意味では「化石の樹」もそうであるが、こちらはその意味がすこし違っている。
あまり書いてしまうとネタバレになってしまうので控えておくが、是非ともその意味を読んで確認してみて欲しい。

ちょっと悪戯っぽく内容の説明をすると、この本は人を殺した二人の女性が救われる様が素敵に描かれている。そして、どちらの話も「母親」というものが大きな一つのテーマである。
いろいろな関係の母と娘が登場するところは一つの見どころであろう。

この本の紹介とは関係がないのだが、作中で「白河夜船」という言葉がでてくる。意味を知らなかったので調べてみた。
辞書によると「[京都を見たふりをしていた者が、京都の白川のことを聞かれて川の名と思い、夜、船で通ったから知らないと答えたということから]ぐっすり寝こんで、何もわからないこと。」だそうだ。
落語かなにかがもとになっているのだろうか?おもしろい言葉だと思うので紹介。

(TBさせてもらったblog)
→ いちばん初めにあった海(HappyTalk & Cooking)
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  加納朋子 トラックバック:1 コメント:2

コメント

コメントも残さずに失礼しました。
たまにのぞかせて頂いているのですが、ちょうど『いちばん初めにあった海』をみつけてTBさせてもらいました。

たしかに他の加納朋子さんの作品とくらべ、重たい内容ではありますよね。だけど、そう、心にしみるのですよね。
また表紙の海の写真も好きで、『ななつのこ』などとは違った意味でお気に入りの作品です。

2005 11/04 大葉 もみじ 編集


ご無沙汰しております。TB&リンクありがとうございました。思えば加納朋子さんはもみじさんのBlogで出会えたんですよね。この小説は重たい内容ですが、やさしさがあって心にしみる素敵な小説でした。次は何を読もうかなって思っています。またいろいろ参考にさせて下さいね。

2005 11/04 ピンチ 編集


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やさしくて苦しい

私の好きな作家さんの1人が加納朋子さんです。 彼女の作品は分類としては、いわゆるミステリーに属するのですが、ミステリーと呼ぶには、あまりにやさしくて、切なくて、苦しくて、そしてあたたかい物語ばかり。今読んでいるのが『沙羅は和子の名を呼ぶ』なのだけど、いくつ

2005年05月31日 yaccostyle

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